第69回紅白歌合戦観覧記+α

今回で4回目の観覧となりました。 


去年末は毎年恒例となっているCDJへの申し込みに出遅れてしまい、前2日券(12月28日、29日)しか入手できなかったので、30日がまるまる空いてしまいました。考えられる選択肢は3つ。

1、おとなしく一度帰宅する。
2、ダフ屋から30日の分の一日券を買う。
3、コミケに行く。

いつもなら2か3を選ぶところですが、いつもの事前引き換えまでの防寒対策に不安があることに気付き、今回は一時帰宅を選択しました。31日の朝のバスで都内へ。今回も観覧の同行者は同居家族でしたが、前年度に隣に並んでいた方が3階席を引いていたことも踏まえて、そんなに早くから並ばなくても意味はないのではないかという話になり、今までより少しゆっくり行くことになりました。第67回からチケット発券を、アミューズの系列会社のテイパーズというところに業務委託しているようで、つまりは過去の経験則はあまり参考にならないようです。
https://www.tapirs.co.jp/news.html 2017年1月1日参照)


ということで昼食をちょっと早めに済ませた後、11時30分頃にNHKホールに到着。前年度と比べて4~5倍くらいの人がすでに並んでいました。12時15分からの大晦日スタジオパークスペシャルを今回も放送するようで、ちょうどスタジオゲストのAKB48のファンをさがしていました。内容はワンセグでリアルタイムで確認していましたが前年度とほぼ変わらない内容でしたね。今回は我々は映らず。(映んなくていいけど)昼の気温が少し高くなってから並んだということもあり、待ち時間も結構あっさり過ぎてしまいましたが、逆にそばに並んでいた方々とあまり会話が弾まず、そこは少し残念でした。本当に多種多様のファンの方がいるので、情報交換してみると面白いのです。

 

結局今回ついに初めて3階席を引いてしまいました。年々席が悪くなるなぁ・・・。

一度ホテルにチェックインをしに出向き、軽く夕食をし、再びNHKホールへ。小見2時間くらいしか時間がないので、毎年結構バタバタします。心なしか例年と比べて、「同行させてください」というボードを持って立っている人が多いような気がしました。


3階席を引いたのが初めてということもあり、ちょっとだけテンション低く会場入りしましたが、入ってみたら、一昨年、一昨々年よりも良い感じの席でラッキーでした。今回配布されたものは、主に、DAPUMP演目時に使用する「いいね!」を模した紙。いきものがかり演目時に振り回すタオル。会場投票用の裏表紅白のパネル。の3点。前年まで会場審査は自動制御のキンブレでしたが、前回ちょっとした不具合があり、昔のものに戻りました。タオルについては、1階席に配布されたものは、いきものがかりのライブグッズでしたが、2、3階席は無地のオレンジ色のタオル。67回のAAAの時は2、3階席にもちゃんとグッズが配布されたんだけどなー残念だなー。


前説では、上記グッズの使用箇所の説明に加えて、北島三郎「まつり」演目時に、「これが平成、祭~だよ~♪」の「祭りだよ」を一緒に歌ってくださいという旨、サザンオールスターズ演目時に「今何時?」のところで両手で指差しの指示がありました。
次に審査員紹介。前説で審査員の紹介があったのは第66回以来だと記憶しています。また、一部週刊誌で暴露されていましたが(裏トークサンドウィッチマン自身も言っていましたが)総合司会の桑子真帆アナウンサーがサンドウィッチマンを、バナナマンと言い間違えるハプニングが。この時番組開始約2分前。この件で、想定外のコメントの掛け合いが始まり、番組間に合うのかとヒヤヒヤしました(笑)

 

気になった点をいくつか。

DAOKO
ニコ動で割と昔からある、ボカロ動画(およびそれに付随する歌ってみた動画)を模したような映像演出付きでしたが、後で録画を観た限りでは、床に流れる文字、立体的に見える図形、流れ星、ホールの天井の星空などは合成映像でした。NHKの歌番組やMステは、日テレ・TBSあたりと違ってセンスのある差し込みが多い(←独断と偏見)ように思いますが、流れ星はちょっと安っぽく感じたかな。単独ライブでプロジェクションマッピングを用いて立体的なステージを作る演出は、DAOKOに関してはかなり早い時期、黎明期からやっていた印象があるので、短い時間ではありましたが、演者へのリスペクトを感じるステージでした。


天童よしみ
広瀬すずが豪快に曲紹介をすっ飛ばした箇所その1。ここでは司会者のカンペ用電工パネルをチェックしてなかったので想像でしかないのですが、通常は喋るべき台本をリアルタイムで5~6行ずつに分けて表示しているのですが、巻きが入ると点滅します。この時にセリフを差し込むか流すかは個人の判断であり、そこの判断を誤ったのではないかと想像します。アドリブなどもそれなりに多く、読まれる台本は全体の7割程度に感じました。


1部2部間の中断ニュース時
再び、前説のアナウンサーがステージにあがり、2部開始直後に客席にカメラを向けるからトイレに立たないでくれとアナウンスが入り、前説の繰り返しと、新しくユーミンの「やさしさに包まれたなら」を会場全体でコーラスしてくださいというアナウンスが入りました。スタジオからの中継で、会場には来ないという事前報道があり、aikoの驚きぶりを見る限り、演者にも知らされていなかったようですが、観覧者はここで実際にホールに来ると察した人も多かったのではないかと思います。


King & Prince
ジャニーズのここ最近のグループは小粒なものが多かったですが、嵐以来のスター感のあるグループがついに来たかという感じです。Jrの時代からすでにTVメディアの露出が多く、ファンベースも固まっていたのでそれほど伸びしろがないのではないかと思っていましたが、メジャーデビュー以来のブランディングが完璧にはまった気がします。次のデビューはHiHiJetsでしょうか。HiHiJets、Sexy美少年、5忍者の3グループがキンプリの演目時に今回の紅白に出演しました。


氷川きよし
DRUM TAOとの共演。過去にもあったかもしれませんが、ここ最近だと鼓童の方がメディア露出が多いような・・・?女子十二楽坊が正規の歌手として出場経験がありますが、出場歌手との共演という形ではなく、特別出演の形で出演してもらってもいいのではないかと思います。


サザンオールスターズ
いろいろと神がかってた。


全体的を通して、このお祭り感は自分が今までに体験したことのないものでした。多分アイドル現場でいう多幸感というやつだと思います。正直今後の余生において、これ以上すばらしいコンサートに出会えるだろうか?と一抹の不安がよぎりました。そのくらい素晴らしいステージでした。