第70回紅白歌合戦予想

まず前回を踏まえて


前回出場者から落選・不選出の可能性が高い人

可能性高
西野カナサラ・ブライトマン>DAOKO>松任谷由実MISIAaiko

可能性微存
いきものがかり天童よしみ丘みどりAKB48>TWICE>松田聖子

活動休止を発表した西野カナと外タレのサラブライトマンはほぼ確実として、DAOKO、aikoは落選の可能性高い気がします。松任谷由実MISIAに関しては、辞退の可能性の高さから。MISIAに関しては、前回NHKホールに初めて来場したので、今回連続選出なら今後常連化する可能性もあるかと思います。


可能性微存勢については、基本的には連続出場するだろうと思いますが

いきものがかり 集牧後目立った音楽的トピックがない。
天童よしみ   ここ近年の歌唱順・選曲から。
丘みどり    最新CDシングルの伸び悩み。市川由紀乃の方がセールスが多い。
AKB48     NGT48事件の余波。
TWICE     ここ最近の日韓関係。
松田聖子    歌唱力とCDセールスの低下。

が、それぞれ気になるところでした。


可能性高
YOSHIKI feat. HYDESuchmos宮本浩次>米津玄師>三代目 J Soul BrothersEXILE

可能性微存
DAPUMP>SEKAI NO OWARI福山雅治三山ひろしSexy Zone郷ひろみ三浦大知Hey! Say! JUMP>純烈


企画もののYOSHIKI feat. HYDEはまず今年はないであろうとは言えますが、残りはすべて流動的です。Suchmosに関しては連続選出の可能性はまずないと思いますが、VOLTAGEがいまだにNHKのサッカー報道関連で流されているのと、TVにほとんど露出しないレア感をどう判断するか。STAYTUNEを演奏するのは個人的にはありだと思います。米津玄師については、NHK的にはマストで出場してほしい存在だと思いますが、本人の辞退の可能性の高さを考慮。3代目とEXILELDHが今年福岡でカウントダウンライブをする関係で不選出の可能性高しとしましたが、どちらかは中継出演があるかもしれません。

可能性微存に関してはさらに流動的。ほぼ感覚でしかありませんが、最近活動に停滞感がある(もしくは活動が内向きになっている)と感じる人を並べてみました。純烈に関しては、年明けのメンバー脱退騒動がありましたが基本選出だろうと思います。

 


初出場

濃厚
Foorin

可能性高
BiSH

可能性あり
杜このみ>Roselia>IZ*ONE

可能性微存
BABYMETAL>日向坂46>Aqours


まず、濃厚のFoorinからして本当に紅組からの選出なのか疑問符が付くところですが・・・(笑)紅組の初出場候補が薄すぎて、他に有力候補がいないという極めて消極的な理由から。パプリカ自体は今年の一番のヒットソングといっても過言ではないので、何らかの形で出場することは濃厚だとは思います。次点をBiSHとしましたが、これはアメトークで取り上げられたから、というよりも、avexがアメトークにねじ込むほど売り込みに本気になっているという側面が強いです。動員力でも単独で最大キャパとしては去年末幕張メッセ公演で2万人弱を動員しており、紅白未出場のアイドルグループ(という括りが正しいかは分かりませんが)ではトップクラスです。

杜このみは実績的に、CDセールスが丘みどりと同格になってきており、そういう意味では有力候補といえると思いますが、高安との婚約を発表しており、そう遠くない将来に引退の可能性がそれなりに高いと思われるので、所属レコード会社が将来性なしと判断するか、花道を用意するかどちらの態度を取るかにかかっている気がします。Roselia(というよりバンドリ!勢)に関しては、アニソン現場(紅組該当)で、集客の伸び・ファンの信仰度の高さ(笑)を鑑みて、今最も熱量の高いグループだと思います。IZ*ONEはK-POPのガールズグループとしては2番手(BLACKPINKのほうが集客力は高いものの、こちらの方が日本のメディアとの関りが色濃い)だとは思いますが、TWICEの項でも書きましたが、昨今の日韓関係がネックとなるかな?と。そしてTWICEとはまだ人気度に如実な差があることから、TWICEを差し置いて選考されるかというとちょっと厳しい気がします。

BABYMETALについては、今年ロサンゼルスの公演まで行った身としては是非ともといいたいところですが、The Forumでの公演(西のマディソン東のフォーラムと言われる会場で、日本でいう日本武道館公演に該当します)が台風で、全米ビルボードチャート13位にランクインの報道が即位礼正殿の儀で完全にかき消えてしまったのが不満でした。トピックとしてはアメリカ市場で日本の音楽グループとして初めて、商業ベースに完全に乗ったということでありこれは画期的なことだと思いますが、反面、日本における活動は縮小しているということであり、まぁあとはアミューズの匙加減ひとつといったところ。Aqoursは単純な売上面ならRoseliaよりも一段上のフェーズにいるのは事実ですが、東京ドーム公演を行った去年と比べるとかなり停滞感を感じます。去年の実績でも企画枠での登場だったにもかかわらず、わざわざ今年正規枠で呼ぶのかが疑問点。

そして、他の予想をされている方の間で最も評価が分かれているのが日向坂46ですが、個人的には厳しいのではないかと考えます。CDセールス以外のウリがあまりないことが第一ですが、他に特筆すべきはファンの客層。乃木坂・欅坂とファン層が被りすぎており、マスに幅広い支持を目指している紅白の舞台に3組目として出場してもらうことにあまり意義を感じません。そして、これは超個人的な感想で恐縮ですが、日向坂になったあとよりも、けやき坂時代の方が魅力的な活動をしていた気がします。

 

濃厚
Official髭男dism

可能性高
スピッツ>GENERATIONS

可能性あり
King Gnu菅田将暉ヒプノシスマイク

可能性微存
竹島宏>辰巳ゆうと>after the rain


早々に内定記事が出たのが逆に不安要素だったりしますが、Official髭男dismはまず間違いないと思います。Pretender、宿命、イエスタデイと上期中期下期で話題曲を飛ばしており、ヒット曲不作の今年としてはマストの存在かと思います。次点ではスピッツは本人たち次第というところも大きいですが、NHK的にはもちろんオファーするでしょうし、本人たちも多分断らないと予想。GENERATIONSは福岡で開催されるLDH総出のカウントダウンライブに不出演とのことから、紅白への初出場が極めて濃厚。集客的には去年からツアーの規模がスタジアム級になっており、人気面からは申し分ないです。

King Gnuに関してはOfficial髭男dismと比べてどうなのかという話になりますが、ライト層ではストリーミング支持層にファン層が被っており、複数曲に多大な支持を集めているヒゲダンと主に白日1曲のKing Gnuではちょっと差があるかなという印象。ただしファンの強度ではKing Gnuの方が高い印象を受けます。菅田将暉も早々に内定記事が出ています。単独のコンサートイベントなども開催しているようで、俳優の音楽活動としてはちゃんと活動している印象。ヒプノシスマイクについては、メディアの露出が少ないが少々気にはなりますが、去年の刀剣男士と同等かそれ以上の熱量を感じるので、可能性は充分あるのではないかと思います。

竹島宏、辰巳ゆうとについてですが、基本的に若手演歌・歌謡歌手の枠は、現段階ではこれ以上は増えないように思います。演歌・歌謡歌手は、新曲を歌う歌手というよりは、古謡・新民謡なども含めて、歌謡曲や往年の名曲を歌うカバー歌手としての需要が高まる余地はあるかと思いますが、五木ひろし氷川きよしとは違い、若手歌手はマスに受けている流行歌を歌う歌手ではなく、演歌歌謡ジャンルの人気歌手に過ぎません。例えば、若手バンド勢、とか、アイドル勢、といった大きな括りの一種ということです。したがって、丘みどりが連続選出の年に市川由紀乃が外れたのと同様に、現在の山内惠介三山ひろし・純烈の誰かに取って変わる必要があるかと感じます。セールス面では、三山ひろしが他の2組に水を開けられていますが、前回第69回では唯一2部に昇格しており、NHK的な序列がイマイチよく見えません。ただいずれにしても、両氏とも明確に彼らを凌駕する活動が出来ているかといわれるとそうでない気がします。現状正規紅白出場歌手の枠が22~23くらいと、近年かなり狭めに設定されていますが、従来のように25組程度に増えるのならば、単純増の可能性もあるかと思います。

after the rainに関しては、10月19日にNHK総合で、まふまふの特集番組が組まれました。今年まふまふ単独名義のアルバムCDがセールス的に好調でしたが、初出場となった場合、after the rain名義の可能性が高いのではないかと思います。YOUTUBEの歌い手界隈では、天月、浦島坂田船、すとぷりなど、存在感のある個人、グループが複数誕生しつつあり、一つのジャンルを形成しそうな雰囲気があります。ここにスポットを当てるにはよい時期ではないかと感じます。

 


サプライズ勢、復帰勢に関しては、ご当人の気分や世代間バランスといった、私には伺い知れない思惑が働くので、不毛なので予想はしませんが、RADWIMPSゴールデンボンバーGLAY竹内まりや矢沢永吉などの名前がよく挙がっているようです。